ロキソニンとセレコックスの効果とか半減期とかの違いを調べてみた
先日、関節炎の治療にセレコックスを処方された。
てっきりロキソニンを処方されると思っていたので、セレコックスとロキソニンの違いを備忘録。
薬剤名
製品名・ロキソニン・・・ロキソプロフェン
製品名・セルコックス・・・セレコキシブ
※ ともにNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)
適応
ロキソニン・・・炎症を引きおこすプロスタグランジンの生合成を抑え、炎症に伴う腫れや痛みをやわらげ、熱を下げる。関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、 頸肩腕症候群、歯痛の消炎・ 鎮痛及び解熱
セルコックス・・・炎症部位のシクロオキシゲナーゼ-2を選択的に阻害しプロスタグランジンの合成を抑えることにより、消炎・鎮痛作用を示し、炎症や痛みを和らげる。関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、 頸肩腕症候群、歯痛の消炎・ 鎮痛
副作用
ロキソニン・・・胃部不快感、みぞおちの痛み、腹痛、吐き気・嘔吐、食欲不振、浮腫・むくみ、発疹、蕁麻疹、眠気、発熱、そう痒感
※病院で処方される場合は、胃壁を守る粘膜を増加させるためのムコスタ(薬剤名:レバミピド)などが合わせて処方される。
胃・十二指腸潰瘍発現率
ロキソニン・・・27.6%
セルコックス・・・1.4%
※ただし、試験時サンプル数が少なく信憑性はどうか
鎮痛効果(外科手術患者の評価)
鎮痛効果の最大値、最小値に差はない
ただし、ロキソニンのほうが30分、2時間時点においてやや優勢
鎮痛時間(抜歯患者での必要性)
ロキソニン・・・平均387.4分後に2回目服用
セレコックス・・・平均533.5分後に2回目服用
※セレコックスの方が、半減期(体内成分量が半分になる時間)が長いそう
総評
どちらも胃に不快感をもたらすようだが、若干セレコックスのほうが胃に優しいか。
効果はあまり変わらないようだが、半減期の関係で、セレコックスの方が飲む回数が少なく済む。そのせいか、リウマチなどの痛みには寝る時間にも効果が持続するセルコックスが処方されるらしい。
即効性は、若干ロキソニンが速いか。
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引用元1: セレコックスとロキソニンの比較|薬局業務NOTE
引用元2: くすりのしおり | 病院の薬を調べる